VISION
カーボンニュートラル実現に向けた
基礎研究と応用展開
2017年に筑波大学の研究者らが中心となり世界で初めて合成に成功したホウ化水素(HB)ナノシートは新しい二次元ナノシートであり、軽いホウ素と水素のみで構成(原子数比1:1)されています。現在、「水素を作る、ためる・運ぶ、使う」といった利活用のための様々な課題を解決するため、ホウ化水素を用いた応用研究が展開されています。
本センターは、このような有望材料であるHBナノシートの世界初の拠点となるセンターです。カーボンニュートラル実現に向けた基礎研究と応用展開を中心に研究活動を推進して参ります。
News
ニュース

- 2025.11.19
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東京理科大学、東京大学、東京科学大学と筑波大近藤センター長らの研究成果がScientific Reportsに掲載されました!
各大学でプレスリリースになっています「AIの力で複雑なスペクトルの自動解析が可能に!X線データから材料の構造・欠陥・電子状態を高精度で判別」
おめでとうございます!
Automated Elucidation of Crystal and Electronic Structures in Boron Nitride from X-ray Absorption Spectra Using Uniform Manifold Approximation and Projection
R Hasegawa, A Varadwaj*, A L Foggiatto, M Niibe, T Yamazaki, M Horio, Y Ando, T Kondo, I Matsuda, M Kotsugi*
Scientific Reports 15 (2025) 37736.
Nature Publishing Group, Open Access

- 2025.11.11
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近藤教授、岡田教授、大木助教、丸山助教、Gao助教の共同研究成果がWiley社のSmall Structures誌(IF=11.3)に掲載されました。フロントカバーに選ばれました!!
Half-Calcium Substitution of the CaB6 Surface with Hydrogen: Synthesis, Structural Characterization, and Electronic Structure
Hikari Yoshioka, Mitsuhiro Saito, Satoshi Tominaka, Susumu Okada, Mina Maruyama, Yanlin Gao, Ben Slater, Shin-ichi Ito, Miwa Hikichi, Ryuki Tsuji, Osamu Oki, Yuichi Ikuhara, Shin-ichi Orimo, Hideo Hosono, Takahiro Kondo
Small Structures 6 (2025) 2500389.

- 2025.10.31
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下記のセミナーを行います!
タイトル:Superhydrophilic Metallic Coating: PVD Fabrication and Applications
講演者:Jinn P. Chu 教授
National Taiwan University of Science and Technology
日時:2025年11月18日 14:40―15:40.
場所:総合研究棟B310
abstract

- 2025.10.13
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近藤センター長、辻助教、大木助教らの研究がACS Applied Energy Materials 誌に掲載され、カバーピクチャーに選ばれました
Hydrophilicity as a Key Factor in Enhancing OER on rhombohedral Boron Monosulfide/Ni-Foam Electrodes with Carbon Material
Karin Oiwa, Ryuki Tsuji, Rimpei Ueno, Jinyu Li, Linghui Li, Myu Kawase, Keita Nakayama, Natsumi Noguchi, Susmita Roy, Osamu Oki, Ryotaro Sakakibara, Ken Sakaushi, Masashi Miyakawa, Takashi Taniguchi, Takahiro Kondo*
ACS Applied Energy Materials 8 (2025) 15186–15195.
About
センターについて
ホウ化水素研究センターは、ホウ化水素研究において世界の中心拠点となり、マテリアル、フュージョンエネルギー、宇宙、健康・医療、環境エネルギー分野の研究開発や社会での活用に貢献していきます。
Research
研究概要
2017年に新たに合成に成功した「ホウ化水素」は、カーボンニュートラルを実現するために重要な水素の生成、輸送、貯蔵、利用において鍵となるマテリアルです。ホウ化水素は水素の利活用だけでなく、レーザー核融合の燃料や宇宙開発での利用も見込まれており、幅広い用途が期待できます。 現在、ホウ化水素を用いた応用研究が展開されています。



