
研究概要
Research summary
4つの研究部門
(1)ゼロCO2エミッション材料部門
ゼロCO2エミッションを実現
本学が拠点となり水素の利活用やCO2の有用物質への転換などのカーボンニュートラル実現に向けた研究開発をHBを基軸に国内外の総力を挙げて推進します。具体的には貴金属を用いずに低コストで水素を製造するための材料や、安全・安価に大量の水素を貯蔵・輸送するための材料や、二酸化炭素を有効な化学物質に転換するための材料の開発を進めます。産業界との共同研究も進めています。

(2)プロトンホウ素のレーザー/先進核融合材料展開
高い質量密度(1.29g/cm3)でホウ素と水素のみで構成されているためにレーザー核融合材料における短時間でのプラズマ状態でプロトンとホウ素11の衝突を実現する燃料として最適です。この応用展開に向けた研究開発を推進します。産業界との共同研究も進めています。

(3)中性子遮蔽材料部門
中性子遮蔽材料としてのデータ保護材、
宇宙船内壁、宇宙服材料、遮蔽壁
ホウ素と水素は中性子遮蔽能が高いことで知られていますが、中でもホウ素と水素で構成されており、質量密度が1.29g/cm3高いHBは中性子遮蔽材料としての可能性に高い期待がもたれています。中性子遮蔽材料部門ではデータ保護材、宇宙船内壁、宇宙服材料、遮蔽壁などの各用途での最適な耐熱性などの需要を備えた材料に最適化する研究開発を推進します。産業界との共同研究も進めています。
(4)新規用途材料部門
新規用途探索と展開「非常に高い触媒機能」
「非常に高い抗ウイルス・ 抗菌・抗カビ性能」など
最近見いだされた「非常に高い触媒機能」「非常に高い抗ウイルス・抗菌・抗カビ性能」などの新しい高機能用途を展開するとともに、新たな用途探索を行う研究を推進する部門です。産業界との共同研究も進めています。

