Updated on January 14, 2025
【重要】 鈴木義和研リニューアルについて: 「もったいない」、「SDG(?)」精神も忘れずに!

2025年度、鈴木義和研究室では、実験系に加えて計算系の新テーマを本格的に立ち上げます。これに伴ない、実験設備の大部分を思い切って整理処分致します。研究用物品の譲渡・移管をご希望の方は、ご遠慮なく鈴木義和(suzuki@ims.tsukuba.ac.jp)までEメールでご連絡ください。なお、こちらから図面や写真をお送りする場合がありますので、PCで読み書き可能なアドレスからご送信ください。携帯・タブレットのEメールアドレスではうまく表示されないことがあります。

◆移管・寄付物品自体(付属品含む)は、もちろん無償でお譲り致します。私自身が自腹で購入した物品や、企業様にご提供頂いた物品も一部あるのですが、ほとんどの高額物品の原資は日本国民の皆さんから頂いている貴重な税金です。できるだけ設備を有効活用したいと思います。国立大学教員は現在でも「みなし国家公務員」です。このことを肝に銘じて、公正かつ公平に、研究活動を行うことを常にこころがけています。
◆備品に加えて、消耗品のリストも現在作成中です。近日中に公開いたします。未使用のガラス器具・キムワイプなどはおすすめです。
◆移管・寄付に必要な運送費、メンテナンス費、雑費などは受益者負担でお願いいたします。
◆電子メールでご遠慮なくご連絡ください。引取可能時期も考慮致しますが、基本的な優先順位は以下の通りです。

(1) 筑波大学数理物質系物質工学域の研究室
(2) 筑波大学応用理工学学位プログラムの研究室
(3) 筑波大学数理物質系の研究室
(4) 筑波大学共同利用・共同研究センター
(5) 筑波大学数理物質系以外の研究室
(6) 学校教育法第1条(一条校)の高等教育機関。国内の大学・高校・高専を優先。
(7) 学校教育法第1条(一条校)の中等教育機関。中等教育学校(一貫制)・高校・中学校・を優先
  ・学校あるいは自治体公式のクラブ活動や、探求学習はできるだけ優先します。
  ・所属自治体の教育委員会に事前に相談し、ご了解を得てからの寄付にしたいと思います。
  ・ 安全管理・資産管理の観点から、「非公式の理科サークルや理科活動」は対象外とします。
(8) 日本国内の公的な研究機関や博物館 (自治体運営あるいは公益社団法人運営)
    
これでも引き取り手のいない場合は、大変もったいないですが、やむを得ず廃棄処分といたします。実験場所も貴重な研究リソースなので・・・

◆移管あるいは寄付をご希望の方は、事前の見学を推奨・歓迎いたします。物品の場所は第三エリア・工学系学系F棟の3F537室です。事前に、Eメールでご希望日程をご予約いただければ、平日のコアタイム中(鈴木研営業時間中)であれば、できるだけご対応致します。なお、月曜午後、水曜日は除きます。遠方から下見される場合は、日・祝もできるだけ対応致します。

◆お手数ですが、移管・寄付申込メールには、お名前、ご所属、連絡先(Eメールアドレス)を明記してください。
◆また、現在分かる範囲で結構ですので、移管・寄付物品の設置予定場所(研究棟・実験室など)、移管・寄付希望日時(3パターン程度)、より具体的な設置場所の情報(確保している設置面積、床の強度、天井の高さ、入り口の高さ・広さ、窓からの搬入の可否、エレベーターの有無、電源・冷却水の有無など)を併せてご記載ください。

◆移管・寄付申込メールの締め切りは、
 第1回締め切り: 2025年3月末
 第2回締め切り: 2025年5月末
 第3回締め切り: 2025年11月末
 最終締め切り : 2026年3月末
とさせていただきます。

◆同じカテゴリーの方々の優先順位については、基本的に申込順としますが、受取可能時期や運搬方法、移管・寄付に必要な手続きの煩雑さも多少は考慮いたします。
◆海外機関(在外日本人学校、在日インターナショナルスクールなど)は、対象外とさせていただきます。精密機器は輸送費・調整費が高価なだけではなく、安全保障輸出管理手続きや移管・寄付手続きが相当煩雑になるためです。

細部・詳細については後日ご相談させていただきます。ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

引取を希望される方が居られない物品については、2026年6月を目途に廃棄処分にする予定です。移管・寄付可能物品の詳細については、別ファイルをご覧ください。

令和に入った現在、一部のリッチなラボは別として、高等教育での研究に必要な資金がかなり不足していることを実感しています。研究資金を捻出するのは結構大変です。
また、中等教育で問題となっている、理化学機器や消耗品不足はある程度理解しているつもりです。(以前、私は、日本セラミックス協会学会誌の編集委員を務めていたのですが、任期中に「セラミックスと教育」と題した3回の特集を企画立案・実施し、高校の現地取材や出前教室も複数回行いました。)
 私が中学生の時には理科部に所属していたこともあり、理科教育の充実こそが今の日本には必要であると心から痛感している毎日です。なお、高校では高校デビューのバスケ部所属で、経験者メンバーについていくのは大変でした。
セラミックプロセッシング
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
遊星ボールミル
(フリッチュ製、P−6)

粉体の混合、粉砕 H16科研費
若手研究(A)
使用可能
・1個用モノミルタイプですので、バランスに要注意
冷間静水等方圧プレス(NPaシステム NTハンディCIP) 粉体の静水圧成形 H10科学技術振興調整費、流動促進研究制度

使用可能
・手動の分、安全ですが、ちょっとしんどいです。
(2014年にメンテ実施)
簡易マニュアル (by 川島君)
箱型炉(2台) 中温度域用電気炉
(大気中)
H23科研費
基盤研究(B)
使用可能
管状炉(2台) 中温度域用電気炉
(大気中)
使用可能
大型超音波バス
SUC-600A
洗浄・分散・ソノケミストリー H16科研費
若手研究(A)
使用可能
万能粉砕機 固体試料(天然鉱物、焼結体等)の粉砕 H16科研費
若手研究(A)
使用可能
・要水冷
ロータリーエバポレータ 混合粉末の乾燥・造粒 (再生品) 使用可能
  UVオゾン洗浄改質装置 ASM401N   R2科研費
基盤研究(B)
使用可能
試料加工
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
研磨機 試料の研磨、サイズ調整 H23科研費
基盤研究(B)
使用可能

鏡面研磨マニュアル (by 牧 君)
粉体特性・反応解析
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
高温X線回折装置
(リガクMultiFlex)
最高1500度
常用1300度
高温その場反応過程の解析、熱膨張特性の評価

H19科研費
若手研究(A)(本体)
H20科研費
若手研究(A)
(PDF-2)

H30-31科研費
基盤研究(B)
(PDF-2更新・JADE更新)

使用可能


熱・機械特性評価
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
高温型熱機械分析装置
TMA/H
(リガク Thermo PlusEVO II)
熱膨張係数の測定 H22 京都大学コアステージバックアッププログラム 使用可能
・常用1350℃まで
(最高1500℃)
・Al2O3標準仕様
・試料
 長さ10-20 mm
 径 5mm程度
TG-DTA(示差熱・熱重量同時測定装置)
(島津製作所、DTG-50H)


粉体等の熱分析、焼成過程での反応の解析など H11科学技術振興調整費、流動促進研究制度 使用可能
島津製作所 万能試験機 Autograph 機械的特性評価 産総研中部センターからの寄贈 使用可能

今のところ、3点曲げ、2軸圧縮試験専用です。
島津製作所 微小硬度計 HMV-G20S ビッカース硬度測定など H29科研費
基盤研究(B)
使用可能
最大荷重2kgです。
電気物性評価
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
インピーダンスアナライザ
(日本ヒューレット・パッカード(株)製(現・アジレント)、HP4192A型)
5Hz-13MHz
粒界物性の評価 H11工業技術院、重要技術の競争的研究開発(競争特研) 使用可能

LabViewでの自動掃引システムを構築

譲渡予定先選定済み
精密コンポーネントアナライザ
(英国ウエインカー社製、6425BN型)
LCR測定 H10工業技術院名古屋工業技術研究所、所内研究促進費 使用可能
低抵抗率計
(ロレスターEP)
表面抵抗測定 H16科研費
若手研究(A)
要メンテナンス
(電池の交換がメーカー対応のみ
圧電体測定装置 ZJ-6B

簡易取説アップロードしてあります
圧電定数(d33, d31)の測定 H25科研費
基盤(B)
移管予定

d15アタッチメントも揃えました。


譲渡予定先選定済み
直流電圧・電流源/モニタ (ソースメーター)
エーディーシー 6241A
I-V測定 H25科研費
挑戦的萌芽
使用可能

LabVIEW利用で、I-Vカーブの測定ができるようになりました。


簡易マニュアル
(by 岡本君)
ソーラーシミュレータ
(三永電機製作所・XES-40S1)
太陽電池特性評価 H25筑波大学-NIMS共同研究(ナノエレ人材育成) 使用可能
色彩評価
装置写真 装置名・スペック 主な用途
購入プロジェクト 稼動状況・
その他の留意点
カラーリーダー
(コニカミノルタ CR-20)
色彩測定 H30科研費
基盤研究(B)
使用可能

このページに記載の装置の利用をご希望の方は、鈴木までご相談ください。あまりに頻繁でなければご希望に副えると思います。
なお、特殊な実験や、コンタミネーションの恐れがある場合はお断りさせていただく場合もありますのでご了承ください。プロジェクト実施中の装置については、多少お待ちいただく場合もあります。

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