研究内容 - 筑波大学 山岸研究室

Research

研究内容

体の中で働く分子マシンの創出

人体の仕組みや健康状態を知るためのもっとも単純な方法は、体の中にごく小さな測定装置を埋め込んでその場で測定することです。金属を削っていく普通の方法では小さくても1mmほどのサイズが限界ですが、有機分子を組み上げていく方法であれば細胞よりもさらに小さな測定マシンを実現できるはずです。体の中で情報を読み取り、光信号として外にいる我々に伝えてくれる、そんな分子マシンを作っています。

Molecular machines and sensors research

    関連する論文

  1. J. Am. Chem. Soc. 2026, 148, 13674.
  2. Chem. Commun. 2023, 59, 1477.
  3. Science 2022, 377, 673.
  4. ACS Appl. Polym. Mater. 2022, 4, 1065.

生き物のように動くレーザーデバイスの開発

生き物の体には最先端の精密機械よりもさらに優れた器官があります。例えば人間の眼球は非常に優れた光測定装置で、高い解像度に加えてピントの自動調節機能を備えています。このような機能を真似るためには、複雑な金属の部品を組み合わせるのではなく液体やプラスチックのように柔らかい有機材料を使った方が良いのではないか、と我々は考えています。このコンセプトのもとで柔らかいレーザーや液体のディスプレイなどの作成に取り組んでいます。

Life-like laser device research

    関連する論文

  1. Adv. Mater. 2025, 37, 2413793.
  2. Laser Photonics Rev. 2023, 17, 2200874.
  3. Adv. Opt. Mater. 2022, 4, 2101808.

新しい生命反応の創出

物質と生命の境界がどこにあるのか、この謎は今でも解き明かされていません。我々は、光によって反応する分子を利用することでその境界に位置する分子システムを作りたいと考えています。自分自身を複製して増殖していく、さらには自分を作り替えて進化していく、そんな分子であれば生命になりうるのではないかと考えています。特に、DNAとは異なる分子によって自然界には存在しない新しい生命反応を生み出すことを目指しています。

Artificial life research

    関連する論文

  1. Ongoing.