PASPSとは (about PASPS)
本研究会は、"Physics and Applications of Spin-related Phenomena in Semiconductors" (半導体におけるスピン工学の基礎と応用)の頭文字を取って "PASPS" と称し、1995年に東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究として開催されて以来、ほぼ毎年回を重ね、今回で26回目を迎えました。この間、研究会の対象とする分野は、当初の磁性半導体、半導体ナノ構造など半導体を中心としたものから、最近では、原子層物質、トポロジカル絶縁体をはじめとして、広く固体一般におけるスピンに関連する物性、およびその応用に広げて参りました。この研究会では、スピントロニクスに関連する研究者が一堂に会し、未発表データを含む最新の研究成果を発表、ご議論いただくことにより、当該分野の研究の進展、情報交換および研究者間の親睦を図ることを目的としています。
対象とする分野 (Target fields)
(希薄)磁性半導体、非磁性半導体のナノ構造、磁性体と半導体との複合構造、磁性体や超伝導体、有機材料を包含した融合・複合構造、などの作製およびスピンに関連する現象、さらにグラフェンをはじめとした低次元物質、トポロジカル物質、スピン輸送・スピン依存伝導、電子・核スピン操作・検出、スピン関連現象のデバイス応用、等を対象とします。加えて、最近の研究動向を踏まえ、新しい技術や視点を意識した基礎・応用展開、など多岐にわたる研究発表も広く募集いたします。 この分野に関心のある皆様のご投稿、ご参加をお待ちしております。
- (希薄)磁性半導体、非磁性半導体を含むナノ構造、半導体/磁性体接合構造
- 磁性体、超伝導体
- 有機材料を包含した融合・複合構造
- グラフェンなどの低次元物質
- トポロジカル絶縁体・半金属
- マルチフェロイック物質
- スピン輸送、スピン依存伝導、スピン依存光学現象
- 電子・核スピン検出・操作および量子情報処理への応用
- スピン関連現象のデバイス応用
主催・共催 (Organizer and Co-organizers)
主催:筑波大学 PASPS-26実行委員会
共催:スピントロニクス学術研究基盤と連携ネットワーク拠点
東京大学工学研究科スピントロニクス学術連携研究教育センター
東北大学スピントロニクス学術連携研究教育センター
大阪大学大学院基礎工学研究科附属スピントロニクス学術連携研究教育センター
慶應義塾大学スピントロニクス研究開発センター
京都大学スピントロニクス学術連携研究教育センター
実行委員会 (Organizing committee)
黒田 眞司 (筑波大学数理物質系)
大野 裕三 (筑波大学数理物質系)
末益 崇 (筑波大学数理物質系)
柳原 英人 (筑波大学数理物質系)
齋藤 秀和 (産業技術総合研究所)
大矢 忍 (東京大学大学院工学系研究科)
小林 正起 (東京大学大学院工学系研究科)
関 宗俊 (東京大学大学院工学系研究科)