本研究では、微小針型酸素電極を作成するために、カソードとアノードを積層させた電極構造をマイクロマシンニング技術を用いて一括に作製し、これに電解質層及び、ガス透過性膜層を形成しました。作成した針型電極酸素電極は実際に21Gのカテーテルに装着することが可能なサイズです。また、酸素電極の一定電流下でのアノードの分極を調べたところ、電流値が200 nA以下であれば分極も小さく、少なくとも5時間以上安定な電位を持続できることが確認されました。さらに、25-100 mmのカソードを有する酸素電極の検量線を調べたところ、生理的範囲内において電流値と酸素分圧の間に直線関係が認められました。
この他にも、二酸化炭素やpHセンサなどの試作もおこなっています。