本研究ではフォトリソグラフィーなどマイクロマシンニング技術を用いデバイスを作製し、その評価を行った。水素ガスの生成・消滅には三電極系を使用し、電極電位を設定することで精密な吸引・排出動作が可能となっている。
また、これら、マイクロポンプ二個およびマイクロバルブ4個を20 mm×20 mmのチップ上に集積し、Y字型流路上で混合させるデバイスを作製した。このデバイスの機能確認として、ATPとLuciferinを含む溶液1と、Luciferase酵素を含む溶液2を混合させる実験を行ったところ、Luciferin-Luciferase反応による発光を確認できた。
[参考資料]
Hiroaki Suzuki, and
Rei Yoneyama“Integrated microfluidic system with electrochemically actuated
on-chip pumps and valves,”
SENSORS AND ACTUATORS
B-CHEMICAL 96 (1-2): 38-45 NOV 15 2003